2025年8月28日
米国株投資をはじめる際、「どの通貨で決済するか?」を意識したことはありますか?
多くの投資家が“なんとなく”で選びがちな【円貨決済】と【外貨決済】、この2つには、コストや資金効率、為替リスクの考え方など、実はさまざまな違いがあります。
今回は「なるべく中立」に、それぞれの特徴をわかりやすく解説します。
この機会に、あなたに最適な決済方法を見つけてみませんか?
円貨決済とは?
円貨決済は、日本円を使って米国株を購入・売却する決済方法です。 外貨への両替は自動で行われるため、特に手間なく取引ができる点がポイントです。ただし、日本円での決済時にはその都度為替手数料が発生します。
特徴まとめ
- 日本円でそのまま買付できる手軽さ
- レート設定された為替(1ドルあたり約0.2円)で自動的に両替される
- 売却時はすぐに日本円で受け取り可能
- 待機資金は日本円となるため為替リスクを避けられる
おすすめシーン
- はじめての米国株投資で不安がある
- 米国株を売却後すぐに円で運用資金を使いたい
- 国内株などと併用して投資しているので資金を一元管理したい
外貨決済とは?
外貨(主に米ドル)を事前に交換し、その米ドルで直接、米国株を売買する方法です。
取引のたびに両替をしないので、為替手数料を削減できる、いわば“効率優先型”の方法です。
特徴まとめ
- 一度外貨に両替すれば取引のたびに手数料不要(買付も売却も)
- 売却後も米ドルのままで預けられ、再投資時の効率アップ
- 為替の動きに合わせて「いつでも円に戻せる」自由度もあり
おすすめシーン
- すでに米国株投資経験がある
- 売却資金を米国株に再投資したい
- 為替の動きを意識しながら最適なタイミングを狙いたい
円貨決済VS外貨決済:早見表
| 項目 | 円貨決済 | 外貨決済 |
|---|---|---|
| 為替手数料 | 取引の都度発生(1ドルにつき0.2円) | 初回の両替時のみ発生 |
| 為替取引 | 毎回自動で発生 | 不要(保有米ドルで決済) |
| 為替レート決定のタイミング | 証券会社が指定した為替レートで自動処理 | 投資家自身で任意のタイミングで両替可 |
| 売却代金のお預かり | 外国株預り金(円貨) (日本円でお預かり) |
外国株預り金(外貨) (米ドルでお預かり) |
| 待機資金の為替リスク | 基本なし | 発生 |
結局どっちがいいの?判断ポイントはコレ!
あなたの投資スタイルや希望に応じて、ぴったりの方法は異なります。
以下のような考え方で整理してみてください。
- 初心者で手軽さ重視 → 円貨決済
- 手数料コスト削減したい → 外貨決済
- 米ドルで再投資する頻度が高い → 外貨決済
- 利益確定後、すぐ円に戻したい → 円貨決済
- 米ドルも資産の一部と考えている → 外貨決済
円貨決済・外貨決済おすすめ比較表
| 円貨決済がおすすめ | 外貨決済がおすすめ |
|---|---|
| 外貨に両替する手間を避けたい | 為替手数料を抑えたい |
| 売却後、資金をすぐ日本円で使いたい | 売却代金を米国株に再投資したい |
| 為替リスクを取りたくない | タイミングを見て円に戻したい |
| 投資初心者で操作が不安 | 投資経験があり為替にも慣れてきた |
まとめ
米国株の決済方法をあらためて見直すことで、自分に合った資産運用が可能になります。
まずは少額から試してみたり、状況に応じて円貨決済と外貨決済を併用していくこともおすすめです。
一歩踏み出すことで、次の投資戦略が見えてくるかもしれません。
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