絶対覚えたい株の注文方法3選。成行・指値・逆指値 絶対覚えたい株の注文方法3選。成行・指値・逆指値

絶対覚えたい株の注文方法3選。成行・指値・逆指値

成行注文と指値注文の使い分け

株式を売買するときの注文方法で、まず基本になるのは成行注文と指値注文です。

成行注文は、売値や買値を指定せず、いくらでもいいのでその時点での株価で「買いたい」「売りたい」という場合に使います。例えば、下表のような状況の場合、買いたい場合には1,252円で、売りたい場合には1,251円で成立する可能性が高いと言えます。

指値注文は、売買する場合に「1,250円で100株買ってほしい」というように、金額を指定して注文を出す方法です。下表の場合には、その金額まで下がれば買えますが、株価が上昇すると注文が成立しない可能性が高くなります。一定の金額よりも低くなったら買いたい、高くなったら売りたいという場合に使う注文方法です。

<成行注文と指値注文>

成行注文と指値注文

例えば、株価が下がる材料が出てきたので、早めに売ってしまいたいというように「確実に売買することを優先」する場合には成行注文がよいでしょう。ただし、成行注文の場合には、想定外に高い金額、低い金額で注文が成立してしまうリスクもあります。

「●●円以下なら買いたい」など売買する金額が優先する場合には、指値注文が向いています。成行注文と指値注文はこのように使い分けましょう。

指値の逆? 逆指値注文を上手に使うには

指値注文は「●●円以下になったら買い」「●●円以上になったら売り」というものですが、その逆の注文方法もあり、これを逆指値といいます。

例えば、現在保有している銘柄について、1,100円の指値で売り注文を出した場合は、1,100円以上で注文が成立します。一方、1,100円の逆指値で売り注文を出した場合には、条件達成(株価1,100円以下)までauカブコム証券がお客さまからの注文を社内システムに留めておき、条件達成時に、指値または成行の注文を市場に取次します。
※「1,100円以下になったら成行」とした場合、約定価格は1,100円と同値とは限りません。
※「1,100円以下になったら指値○○円」と指定した場合、相場の急落など注文状況によって、約定しない場合があります。

<指値と逆指値>

指値と逆指値

このように、逆指値をしておくことで、損失が出たとしても限定的にすることが可能です。もしくは、損失を出さないように、利益を確定したい場合にも活用することができる注文方法です。忙しくて、毎日は相場をチェックすることができない、という場合でもあらかじめ金額を決めて逆指値をすることで、自動的に売ることができます。

また、逆指値の買い注文は、ある一定の金額を超えたら買いたい、という時に活用することができます。

こんな時に使える!逆指値の活用法

タイムリーに相場をウォッチすることができない場合でも、状況や自分の目的によって注文方法を使い分けることで、希望通りの取引を行うことも可能になるでしょう。
今回ご紹介したこの3つの注文方法は基礎編になりますが、注文方法には色々なものがあります。
その他の注文方法はこちら

高田晶子

執筆者:高田晶子


大学卒業後、信託銀行に就職、人事部配属。宅地建物取引主任者の資格を取得し、念願叶い不動産部で働くも、お客様と銀行のハザマで苦悩する。「この人、この不動産買っても大丈夫だろうか」と思っても言えなかった罪悪感がその後私をFPへ導いてくれたのかも。信託銀行退職後、イベント会社、不動産コンサルティング会社を経て、1996年、ファイナンシャルプランナーとして独立。2010年まで女性3人で活動、年間300件の相談業務を行う。2010年より金融デザイン株式会社(旧株式会社マネーライフナビ)の取締役。長年、個人のお客様の声を直接聞いてきたからこそ作れるコンテンツ作成を主に、失敗しないためのお金の知恵を学ぶ「お金の知恵アカデミー」を展開中。

<資格>
● 1級ファイナンシャルプラニング技能士
● 宅地建物取引士

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