スイングトレードでは何を指標にする?時間軸についても解説 スイングトレードでは何を指標にする?時間軸についても解説

スイングトレードでは何を指標にする?時間軸についても解説

株式投資をこれから始める方の中には、働きながら取引を行うためにスイングトレードを検討している方もいるのではないでしょうか。しかし、スイングトレードは、長期投資やデイトレードと違い、株の保有期間や指標などに関する定義があいまいです。

ここではスイングトレードの時間軸や指標について解説していきます。

株の保有期間でチャートの時間軸も変わる

スイングトレードは、数日~数週間程度の比較的短期間株を保有する場合を指します。
それではチャートの時間軸と、スイングトレードにおける時間軸の考え方を整理していきます。

時間軸はローソク足と本数で調整できる

株価をローソク足で表示しているチャートは、基本的にローソク足と本数で時間軸を調整できます。

ローソク足の種類は、主に以下の通りです。

・1分足:ローソク足1本で、1分間の始値、高値、安値、終値を示している
・5分足:ローソク足1本で、5分間の始値、高値、安値、終値を示している
・1時間足:ローソク足1本で、1時間の始値、高値、安値、終値を示している
・日足:ローソク足1本で、1日(9時~15時)の始値、高値、安値、終値を示している
・週足:ローソク足1本で、1週間(平日のみ)の始値、高値、安値、終値を示している
・月足:ローソク足1本で、1ヶ月の始値、高値、安値、終値を示している

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EVERチャートより当社で作成

チャートに表示できる時間の長さは、ローソク足の種類に応じて1日・2日・5日・1週間といった短中期から1年・5年・10年といった超長期まで選ぶことができます。さまざまな種類のローソク足と時間軸を組み合わせることで、トレンドを見やすくできるのも大切なポイントです。

たとえば、1分足で5日の株価を表示しますと非常に細かいチャートで、5分足や1時間足で5日間のチャートを確認した方が見やすいと感じる方もいるかと思います。

スイングトレードでは時間軸を使い分けてみる

一般的にデイトレードは1分足や5分足、長期投資は1年や3年といった時間軸のチャートを使用します。しかし、スイングトレードは、2日~3日、3ヶ月などさまざまなトレード手法や保有期間があるため時間軸の調整も難しいといえます。

たとえば2~3種類の時間軸を活用してみるのも、1つの方法です。

例:2日~3日間株を保有する場合

・5分足、3日の時間軸で設定:細かな出来高を確認し、直近の資金の流れを確認
・日足、1ヶ月の時間軸で設定:大きなトレンドを把握し、細かな値動きに左右されない戦略を立てる
・5分足、5日の時間軸で設定:損切りと利益確定のポイントを設定

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EVERチャートより当社で作成

複数の時間軸を調整したり確認したりするのは、時間と手間がかかります。ただし、株価の流れを細かく確認できるため、初心者にもメリットはあります。

もちろん人によって分析しやすい時間軸や確認方法は異なります。書籍なども参考にしながら、自分の取引に合ったローソク足の長さと本数、そして時間軸を実際に調べて経験を積むのが大切です。

スイングトレードは試行錯誤しながら時間軸や指標を整理していこう

スイングトレードの定義は、あいまいな部分も多く時間軸の設定も少し難しい側面があります。また、特に時間軸については、実際に設定したり見てみたりしないと何がスイングトレードに合っているか分かりにくいところです。

スイングトレードは、何日間株を保有し続けるのかルールを決めた上で、チャートの設定や分析指標を選ぶのが大切です。

当コラムは投資の参考となる情報提供を目的としており、特定の銘柄等の勧誘、売買の推奨、相場動向等の保証等をおこなうものではありません。
また将来の株価または価値を保証するものではありません。投資の最終決定はご自身のご判断と責任で行ってください。詳しくは「ご注意事項」をご確認ください。

菊地 祥

執筆者:菊地 祥


FP3級技能士、投資信託4年目、株式投資8年目。2018年からフリーランスとしてwebライティングやメディア運営を行っています。また、webライターとしては株式投資や投資信託などをやさしく解説。

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