投資信託が初心者におすすめな理由 投資信託が初心者におすすめな理由

投資信託が初心者におすすめな理由

つみたてNISAやiDeCoといった税制優遇制度の普及などを背景に、「投資信託」への注目度が上がっています。投資信託は投資のプロに運用を任せられるため、初心者にとっては大きなハードルとなる銘柄選別や売買のタイミングを気にせずに、じっくり資産運用をすることができます。そういう意味で、投資信託は投資初心者にはおすすめの金融商品なのです。ここでは、もう少し具体的に投資信託のおすすめポイントをご紹介いたします。

投資信託の仕組みとメリット

ここ数年を通して、日本に投資ブームが訪れようとしています。これは、豊かな老後生活に向けた年金の不足問題がメディアでクローズアップされたり、NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)や、つみたてNISA、iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)など税制優遇制度が整ってきたことなどが背景にありそうです。

投資信託全体の純資産総額

出所:一般社団法人投資信託協会から取得

実は、つみたてNISAやiDeCoの主な投資対象は「投資信託」です。まだ投資の経験がない人でも「投資信託」という単語は耳にしたことがあるのではないでしょうか。では、そもそも投資信託とはどのような商品なのでしょう。

投資信託は、文字通り「投資」を他人に「信託」する金融商品です。①投資家から集めた資金を、②専門家がその投資信託ごとのテーマや目的などに合わせたスタイル・手法によって、③株や債券、その他の金融商品に投資して運用し、④運用の成果を投資家に分配する。これが投資信託の基本的な仕組みです。

投資信託の大きなメリットの1つに、投資する商品の資金配分や銘柄選別、売買のタイミングを運用のプロに任せられることが挙げられます。例えば株式投資なら、4,000以上の上場銘柄の中から「株価が上がりそう」「配当がたくさんもらえそう」という意図に合った銘柄を自分で選び出すことが必要になってきます。しかし投資信託では、運用のプロがその作業を代わりに行ってくれるのです。

また、株価は日々変動しているため、売り買いのタイミングも投資の成果を上げる1つのポイントになってきますが、投資信託ではそれらを全て専門家が行います。そのため、投資信託の購入者は日々の相場の変動に大きく気を取られず、じっくりと長期的な資産運用が可能になるのです。

月々100円から購入することも可能!

もう1つ、投資信託のメリットに「小額で投資できる」ことがあります。投資信託は、株式に投資する「株式型」や、債券に投資する「債券型」、あるいはその両方に投資する「バランス型」などさまざまなタイプに分けられますが、例えば「株式型」で所有する株式の銘柄を自ら買おうとすると、1銘柄あたり数十万円~数百万円の費用が必要になる場合もあります。また、「バランス型」は複数の株式や債券の銘柄に投資しますが、それら全てを自分で購入しようとすれば莫大な資金が必要になります。しかし、投資信託なら数千円~数万円程度の費用で購入することができるのです。

さらに、「つみたてNISA」や、auカブコム証券の「プレミアム積立®(投信)プレミアム積立」といったサービスを活用することで、毎月100円から投資信託を購入することも可能です(つみたてNISAの最低購入金額は金融機関によって異なります)。投資の経験がない、あるいは少ない人は「資産運用にはまとまった資金が必要」という認識を持っているかもしれませんが、投資信託なら100円程度の少額から資産運用を始められるというわけです。

資産運用の参考書や参考サイトには、よく「分散投資」の必要性が説かれています。個別の金融商品にそれぞれ分散して投資するには、ある程度まとまった資金が必要になるでしょう。しかし、複数の国や金融商品に投資するタイプの投資信託を購入すれば、それ1つで分散投資の効果を得られることになります。

投資の経験があまりないうちから、多額の資金を投資するのは気おくれしてしまうもの。しかし、投資信託なら小額から購入することができるので、投資人生のスタートを切るにはうってつけの商品と言えそうです。

積立なら税制優遇制度を活用しよう

いまなら、つみたてNISAやiDeCoという税制優遇制度を使って投資信託を購入できるのもポイント。つみたてNISAでは、年間40万円で20年間、合計で800万円の非課税枠を使って投資信託に投資することができます。iDeCoの場合は職業や立場によって年間の投資上限額が変わってきますが、やはり所得控除のメリットを受けながら積立投資が可能です。同じつみたて投資をするのであれば、この2つの税制優遇制度を使わない手はないでしょう。

投資信託の購入方法は至ってシンプルです。投資信託の購入は証券会社などに口座を開設し、その口座に入金をすれば準備は完了。また、つみたてNISAやiDeCoを活用する場合は、それぞれ専用の手続きが必要になりますが、現在ではオンラインで手続きが完結する金融機関も増えています。

ここまで、投資信託の仕組みやメリットについて述べてきました。投資信託は、投資初心者にとってはもちろんのこと、銘柄選別や売買のタイミングを考えるのに時間を割けないサラリーマンにとっても効率的な資産運用の一助となる金融商品と言えるでしょう。

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