ふるさと納税って何?
ふるさと納税は、自分の出身地や応援したい自治体に寄附をし、確定申告をすると、その寄附額のうち2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付や控除を受けられる制度です。寄附先が5自治体までの場合は、確定申告不要のワンストップ特例制度を利用することもできます。
ふるさと納税は、誰でもいくらでも行うことができます。ただし、還付や控除の対象になる寄附額には上限があります(以下、控除上限額)。控除上限額はふるさと納税を行う方の年収や家族構成によって異なります。総務省のふるさと納税ポータルサイトによると、夫(年収800万円)と妻(収入がない)、子1人(高校生)の家族の場合、夫の控除上限額はおよそ11万円が目安です。効率よくふるさと納税をしたい場合にはあらかじめ、自分の控除上限額を調べておきましょう。
ふるさと納税は返礼品だけでなく被災地支援もできる
ふるさと納税を行うと、所得税や住民税の還付や控除が受けられることに加え、寄附先である自治体の名産品などの返礼品を受け取ることができるというお得な特典もあります。
例えば1万円を寄附した場合、以下のような返礼品があります。
A自治体:オホーツク産ホタテ玉冷大(1kg)
B自治体:大サイズ国産うなぎ蒲焼き2本セット
C自治体:大山山麓米ひとめぼれ10kg(2019年新米)
食品以外にも、旅行券や花火大会のチケット、雑貨等々、返礼品のバリエーションは驚くほど豊富!返礼品からお得な寄附先を選んでみるのも楽しいでしょう。
また最近では、地震や風水害などで被災した自治体に、ふるさと納税の仕組みを活用して支援をすることもできるようになりました。ふるさと納税を利用することで、被災自治体へ速やかにダイレクトに寄附ができます。
かつては自治体の返礼品合戦が白熱し、賛否両論あったふるさと納税。しかし、災害支援もできるようになり、社会貢献の側面も生まれました。節税をしながら、返礼品でお得感を味わったり、災害支援による社会貢献をしたり、自分にあったふるさと納税の上手な使い方を考えてみてはいかがでしょうか。
総務省:ふるさと納税ポータルサイト