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新規公開株(IPO)とは?
IPOとは、「Initial(最初の)Public(公開の)Offering(売り物)」の略で、未上場企業が、新規に株式を証券取引所に上場し、投資家に株式を取得させることを言います。
株式上場に際し、通常は新たに株式が公募されたり、上場前に株主が保有している株式が売り出されます。これら株式を証券会社を通じて投資家へ配分することをIPOといいます。
企業にとっては上場することにより、直接金融市場から広く資金調達することが可能となり、また上場することで知名度が上がり、社会的な信用を高めることができるため、近年株式の新規公開を目指す企業が急増しています。

では、投資家にとってはどのような魅力があるのでしょうか?
1. 取得に際し、手数料がかからない。
2. 上場後の株価が大きく飛躍している銘柄が多い。
3. 銘柄によっては上場後、数ヶ月の間に株式分割を行う企業が多い。
4. 公募価格(売出価格)は割安に設定される場合が多い。
5. 新興企業など歴史の浅い会社が多く、今後の業務急拡大が期待できる など。

特に昨今の株式市況の活況を背景に上場後、株価が大きく飛躍する例が多く、市場の注目を浴びています。

一方、新規公開株(IPO)の注意点は以下のとおりです。
1. 上場後、株価が一方通行でブレやすい。
2. 株価は居所を落ち着けるまで3-6ヶ月程度かかる。
3. 新興企業等歴史の浅い、規模の小さい会社が多く、バリエーションが把握しにくい など。

下記は2004年における新規公開株168社のうち、公募価格(売出価格)と上場した際の初値の倍率の高かった上位20社をランキングしたものです。
銘柄コード 銘 柄 名 公開日 公募価格 上場初値 倍率
2403/マ リンク・ワン 7月2日 400,000 2,810,000 7.03倍
3741/JQ セック 6月10日 1,950 12,000 6.15倍
3742/マ デュオシステムズ 7月1日 175,000 1,015,000 5.80倍
3328/マ ネットプライス 7月8日 283,333 1,536,667 5.42倍
2400/JQ メッセージ 4月23日 380,000 2,000,000 5.26倍
2404/マ 鉄人化計画 7月9日 240,000 1,100,000 4.58倍
3330/マ アガスタ 7月22日 126,667 543,333 4.29倍
6672/マ レイテックス 4月22日 1,200 5,100 4.25倍
8936/マ リプラス 12月17日 210,000 860,000 4.10倍
6669/JQ シーシーエス 6月8日 320,000 1,300,000 4.06倍
3322/JQ アルファグループ 4月27日 135,000 525,000 3.89倍
3323/HC レカム 5月26日 62,500 237,500 3.80倍
8925/マ アルデプロ 3月18日 10,000 35,000 3.50倍
2399/マ 綜合臨床薬理研究所 4月8日 173,333 566,667 3.27倍
6671/JQ アーム電子 4月23日 1,400 4,440 3.17倍
7747/JQ 朝日インテック 7月1日 1,600 5,000 3.13倍
2391/JQ プラネット 2月24日 135,000 420,000 3.11倍
8927/JQ 明豊エンタープライズ 6月9日 3,000 9,300 3.10倍
4237/JQ フジプレアム 6月29日 3,000 9,100 3.03倍
2398/JQ ツクイ 4月8日 880 2,600 2.95倍

東証・大証・ジャスダック3大市場の新規公開株(IPO)初値実績(対公募価格)
2004年 2003年 2002年 2001年
上場社数 168社 109社 93社 130社
成績 159銘柄上昇
6銘柄下落
3銘柄同値
96銘柄上昇
9銘柄下落
4銘柄同値
68銘柄上昇
15銘柄下落
10銘柄同値
91銘柄上昇
32銘柄下落
7銘柄同値
平均倍率 2.01 1.56 1.32 1.43
ジャスダック 71社 1.95 57社 1.37 54社 1.23 75社 1.31
マザーズ 56社 2.34 30社 1.99 8社 1.24 7社 1.84
ヘラクレス 16社 1.96 7社 1.76 19社 1.74 33社 1.79
東証一部 8社 1.27 4社 1.37 4社 0.96 5社 1.01

株式上場に際し、株価(公募価格/売出価格)を決める必要があります。現在、公募価格(売出価格)を決めるのに使われるのは2つの方式(ブックビルディング方式・入札方式)です。

ブックビルディング方式とは?
株価発見能力の高いと思われる機関投資家等からの意見をもとに価格帯(「仮条件」)を設定し、投資家に提示します。その後、発行会社は「仮条件」を基に投資家からの需要を把握し、市場動向にあった発行価格を決定します。

ブックビルディング方式は、入札方式に比べると、価格が高くなりすぎるのを防ぎやすいといわれています。最近はほとんどがブックビルディング方式で決められています。

入札方式とは?
投資家が希望購入価格で申込みを行い、その状況に基づいて発行条件や発行価格を決定するというものです。株式取得のための投機的な入札によって、人気銘柄の発行価格が非常に高くなってしまうことがあります。

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