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第2回 ローソク足
株式の分析には大きく2つあります。一つは会社の業績などを調べたりして企業の本質的価値を見出していくファンダメンタル分析。もう一つがテクニカル分析です。テクニカル分析は過去の株価の動きから将来の株価を予想していくのです。

さて、今回は株価をグラフ用紙などに書いていく上での基本的な部分、「ローソク足」を勉強することにします。

インターネットや雑誌などで自分の保有している銘柄を分析してみようとかテクニカル分析の勉強をしてみようと思ってアクセスしたりすると真っ先に目に飛び込んでくるのがこのローソク足のはずです。

なぜローソク足と呼ばれるかは後ほど説明するとして、ローソク足の作り方を紹介します。

1日に値動きから作成する「日足」を例にとって話をしていきましょう。ローソク足を作るのには4つの値段が必要です。

始値(その日最初に取引された株価)
高値(その日取引された値段の中で一番高い株価)
安値(その日取引された値段の中で一番安い株価)
終値(その日最後に取引された株価)

の4つです。

例えば、始値500円、高値530円、安値490円、終値520円とします。

まず初めに、始値の500円の箇所で横線を引き、次に終値520円の箇所でも横線を引きます。次に、始値と終値で引いた線を結び、四角を書きます。

ローソク足

始値よりも終値が高い時には白抜きにして「陽線(ようせん)」、始値よりも終値が安い時には黒く塗りつぶして「陰線(いんせん)」と呼びます。

そして、最後に高値と安値を加えれば出来上がりです。この出来上がった形がローソクに似ているところからローソク足と呼ばれるのです。

ローソク足

このように4つの値段を使って書かれていくのがローソク足です。これを毎日続けると以下のようなチャート(図)が出来上がるのです。

チャート(図)

さて、ここから何がわかるのでしょうか。確かに陽線は始値よりも終値の方が高い場合に書かれるのですから、株価が上昇している時に多く見受けられます。逆に株価が下落してくる時には陰線の方が多く現れます。

実は、ローソク足の並び方などから分析する方法は古来から行なわれています。しかし、そのパターンはいくつもあって、初心者が一から覚えていこうと思っても途中で挫折してしまいます。そこで、筆者からのお願いです。まず、2つの形を覚えましょう。

一つは「同事線(どうじせん)」です。これは始値と終値がほぼ同じ値の時に書かれるものです。

もう一つは「ひげ」です。

ひげ

同事線は始値と終値が同じであるということは、買いの勢力と売りの勢力の力が均衡しているということを意味します。ということは、この後どちらか力の優った方に動き始めますので同事線は「変化の兆し」を表わすと言われています。特に、高値近辺、安値近辺に出た場合には注意しましょう。

ひげも変化の兆しを表わすと言われています。高値近辺に上ひげが出現したときの状況を想像してみましょう。

朝から順調に高値更新をして上昇していきます。最後まで買わなかった投資家も「やっぱり、もっと上昇するのか」と買い出動してきます。ところが、自分よりも上値を買ってくれる人がいないのです。するすると高値から売られてきて始値と近い金額で取引を終了してします。逆も同じです。朝方から売られて最後まで辛抱強く持っていた投資家も「やっぱり、もうダメか」と売り注文を出します。しかし、もうこれ以上売る人がいなくなっているのです。後はするすると買われて株価が戻ってくるのです。

やはり、ひげも高値近辺、安値近辺に出た時には注意しましょう。

では、ここで勉強した2つのローソク足を参考に先ほどのチャートを見てみましょう。
特に○印に注意して見てください。変化していますよね。

ローソク足

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