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◆kabuスコープ攻略法

kabuスコープは、売買シグナルが発生している(テクニカル的に妙味のある)銘柄を抽出するツールですが、決して魔法の杖ではなく、今現在買う(売る)銘柄を探す際に、時間を大幅に短縮できるツールと考えることがまず重要です。

1.検索条件を指定する

検索条件を指定する

テクニカル指標はもともと株価や売買高をもとに計算されています。考え方としては、需給関係の均衡点(平均売買単価)を探ることと、そこからの離れ具合(乖離率や標準偏差)や値上がりや値下がりの続いた極端な状態を探ることによって表される“買われすぎ”や“売られすぎ”に殆どの場合収斂します。株価や売買高をもとにしているわけですから、それらの決定要素に信頼感がなくては、出てくる結果も自ずと知れたものです。つまり、市場参加者が一部に限定されていないこと、常に一定の流動性を保っていることが、よりシグナルの信頼性を高める要素だと思います。

その観点から検索条件を指定することは意外と重要です。
無難なのは、東証1部に限り貸借銘柄のみをあわせて選択することだと思います。
参加者が限定され、株価が一方通行になりがちの、店頭や2部株を選択肢にいれた場合は、特に逆張り系のシグナルの場合は、kabuカルテやスーパーチャートでいつも以上に吟味するか、実際に売買時には、損切りラインを事前に厳しく設定しておく必要があります。
また順張り系のシグナルの場合は、そのトレンドの発生が最近のものであるのかチェックする必要があります。トレンド系のものの場合、反対売買のシグナルが長期間に渡って出現せず、その間に何度も買い(売り)シグナルが発生していて、株価自体がすでに数倍(数分の1)になっているようなパターンが含まれます。

同様に並べ替えの順番も重要です。
本来の意味で、よりテクニカル指標が効いているという観点から見るならば通算パフォーマンス(買い&売り)を選択するのが最も効果的だと思いますが、より積極的な運用を目指すなら、買いシグナルの場合は通算パフォーマンス(買い)、売りシグナルの場合は通算パフォーマンス(売り)を選択するのが銘柄選択の近道です。

2.検索結果からの除外作業

kabuスコープで検索された結果は、テクニカル指標の一般的な分析方法で見た場合の、買い(売り)ゾーンに入った銘柄や、買い(売り)転換した銘柄が抽出されます。従って100%のものではありませんし、全部買(売)ってしまうわけにもいきませんので、各種表示データを参考にちょっと?が付く銘柄を除外していく必要があります。

検索結果からの除外作業

検索結果で与えられたデータには、以下のものがあります。
除外作業を行ううえで、与えられたデータをどう生かすかがポイントです。

■売買回数データ
投資の世界に100%は存在せず、データを分析することによって、確率を上げ最終的にトータルで投資に勝つというのが、戦略ツールの目的です。データが前提である以上、データ量はある程度欲しいところです。売買回数が少ないものは、例え勝率が高くてもそれ自体に?がつきます。
最終的にチャートで確認すればいいのですが、この作業を行うことにより“イベント”で高い収益率を表示している銘柄を除外することができます。“イベント”とは画期的な新技術の開発・大幅分割等、通常みられない一時的な理由により1回のシグナルで高い収益率を達成するような場合のことです。

■通算パフォーマンス(買い&売り、買い、売り)
買い(売り)シグナル発生銘柄を選択した場合でも、売り(買い)シグナル発生時のパフォーマンスをチェックする必要があります。通算パフォーマンス順に並べている場合、殆どの銘柄が買い・売りのパフォーマンスが共に100以上を示しますが、なかには100未満のものが含まれます。買い(売り)パフォーマンス時に並べた時は、さらに出現します。そのような銘柄は、過去二年間の長期間に渡り上昇(下落)を続けているため高パフォーマンスを示しているパターンが想定されます。つまりテクニカル指標のシグナルが有効というよりは、「相場の動きが味方した」と言え、シグナルを信用するには?が付きます。

■勝率(買い、売り)
通算パフォーマンスの考え方とほぼ同様で、買い(売り)シグナル発生銘柄を選択した場合でも、売り(買い)シグナル発生時の勝率をチェックする必要があります。勝率が低いのに、高いパフォーマンスを示している銘柄は、数少ない“イベント”による結果である可能性を示しており、テクニカル指標のシグナルに基づいて売買するには、やはり?が付きます。

以上各種データを参考に検討した結果、残った銘柄をkabuカルテでさらに検討してください。


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