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カブ四季総会
2006年度 カブ四季総会(大阪)
 カブ四季総会

◆概要

日時 2006年9月3日(日)
場所 松下IMPホール
参加者 800名
内容 【1】経営報告会   
    代表執行役社長 齋藤 正勝
    常務執行役    雨宮 猛
    常務執行役    臼田 琢美(司会)
【2】株式投資セミナー(1) 「足下の投資環境と今後の戦略」
     講師:マーケットアナリスト 山田 勉
【3】株式投資セミナー(2) 「フミ流! 株式投資」
     講師:カリスマ女性トレーダー 若林 史江氏

◆開催レポート

今回のカブ四季総会(大阪)は天候に大変恵まれ、経営者の考えを直接聞きたいという熱心なお客様に大変数多くご来場いただきました。

◆第1部「経営報告会」

カブ四季総会
当社代表執行役社長 齋藤正勝より、本年度第1四半期決算および当社を取り巻く現在の環境・経営目標などについて簡単に会社説明を行ないました。
その後、出席申込の段階でいただいていた「事前のご質問に対する回答」、「質疑応答」へと移りました。今回は特に9月15日からサービス開始になります「夜間取引」について、多くのご質問をいただきました。ありがとうございます。


■質疑応答内容

■事前にいただいたご質問・ご要望への回答
質問1 PTS業務夜間取引について :どんなことができるのか。主なサービスについて
回答 
先日公表したとおり、9月15日より夜間取引のサービスを開始させていただきます。当社では約2年前より夜間取引開始に向けた準備を進めていましたが、7月11日に「競売買の方法による私設取引システム(PTS)の運営業務の許可」を内閣総理大臣より取得し、 日本のPTS市場では初めて2005年4月の証券取引法改正により可能となった、オークション方式による夜間取引の業務を行うことが可能となりました。

私設の取引システムとはいえ、従来の取引所機能を補完するものであり公共性も有しますので、認可取得の参入障壁も高く、システム監査を含めた厳格な審査が必要でしたが、証券界でいち早く福岡県にリアルタイムのバックアップセンターを新たに構築し、事業継続計画(BCP: ビジネス・コンティニュイティ・プラン)の実現を図るなどの対応もとっており、信頼性の高いサービスの提供が可能となりました。

当社の夜間取引の特徴ですが、通常の取引所と同様のオークション方式による価格決定方法を採用したことにより、昼間できなければ夜間、夜間できなれれば昼間というように、取引所とkabu.comPTS間での注文の連携が可能です。これにより注文を最大3週間にわたり夜間と昼間で継続的に発注することも可能です。また、昼間の取引と同じように、夜間取引においても逆指値等の様々な自動売買機能を利用することも可能としています。

なお、お客様サポートセンターの営業時間も現在は17時までですが、9月11日以降は夜間取引終了時間である23時まで営業時間を延長いたします。

質問2 手数料について :他社に比べるとまだ高いのではないか
回答 
手数料ですが、当社の開業当初の手数料率(委託手数料÷約定金額)は約0.2%でありましたが、手数料の改定や、手数料の割引により毎年コンスタントにこの比率を下げており、今現在では手数料率は0.075%程度となっております。主要オンライン専業証券の手数料率を見ると低い証券会社で約0.04%、高いところで約0.10%という状況であり、各社の戦略によりばらつきが見られている状況です。

当社の手数料に対する考え方ですが、今後も継続的に引き下げていく方針であります。9/15にサービスが開始される夜間取引は取引所で行う取引ほどコストがかからないなどコストパフォーマンスに優れていますので、それによる利益を源泉にして通常の昼間の取引手数料も引き下げていきたいと考えております。2009年の株券の電子化が実施される時には、各社今まで以上に競争が熾烈になることが予想され、当社でもサービス・商品、手数料、ブランドの3点については業界内でトップになるべく、それまではじっくりと体制を整え、会社の基盤整備を行いたいと考えております。そして、その実践の結果「業界内で一番手数料が安い」という結果が付いてくるよう努力を行いたいと思います。

質問3 当社の株価について
回答 
当社の株価ですが、昨年の10月31日を基準(株価19万3千円)に考えると日経平均と同水準の119%程度のパフォーマンスでした(8月23日時点株価22万9千円)。昨年末から今年の年始にかけて加熱しすぎた株価が春先に調整されたため当社株含め相場が全般的に停滞する局面あり、ご心配をおかけしました。ただ、最近の当社株の値動きを見ると、7月12日にPTSサービスの開始を発表したことが評価され、見直し買いも入っているようにも見受けられます。今後も企業価値の向上による株価上昇で、株主の皆様に喜んでいただけるよう、また、今年3月に当社役職員に付与したストックオプションの行使価格が約31万円であるため、付与した社員のためにも経営努力を続けていきたいと思っています。

■質疑応答
質問1 夜間取引における、約定件数はどれくらいを想定しているのか。またそのシステムのキャパシティはどれくらいか。
回答 
夜間取引の注文件数・約定件数については、始まってみないとわからないというのが実状ですが、取引システムは十分なキャパシティを持っています。PTS業務の認可取得においてもシステムのキャパシティは重要な要件でした。現在の口座数52万口座の顧客全員が、仮に全銘柄を一度に売買しても耐えられるよう設計し、そのtest結果についても金融庁へ資料の提出をしています。

また、1日の約定は現在10万件程度ですが、その10倍以上の約定があっても処理ができることも確認していますので、PTS業務の運営上においては全く問題ない水準と認識しています。

質問2 当社のシェアがネット専業証券5位というのは少々さびしい。規模拡大によるシェアの向上策としてM&A等は検討していないのか?
回答 
シェアが1%でも増えると経営効率が高まり、経常利益に与える影響も大きいため、経営サイドとしてもシェア向上については大変真剣に考えています。同業の上場会社とのM&Aは規模拡大の有効な手段の一つではありますが、諸経費がかかることや合併準備等で業務が滞るため、必ずしも良い結果を生むとも言えません。

当社としては、あくまでも本業にプラスとなるキラーコンテンツ等を拡充することによる口座増加で、取引拡大を図ることをシェア向上策の中心として位置付けています。夜間取引の開始もその施策の一つです。

質問3 IPO(新規公開株)に申し込んでもなかなか当選しないが、抽選方法が不透明なのが残念だ。また今後は、主幹事業務を手掛けるなど引受け業務を拡大していく予定はあるのか。
回答 
まず一点目のご質問のIPOの抽選方法ですが、当社は預り資産や取引高を考慮しない抽選ロジックに基づき、完全にシステム化された抽選方法を採用しているため1口座当たりの当選確率は完全に同一です。なお、現在は個別の抽選結果については公表しておりませんが、申込者数に占める当選者数の倍率などは結果を公表することは可能だと思いますので、これについては前向きに検討します。

次に2点目のご質問ですが、当社で主幹事業務を行うことは現段階では考えておりません。主幹事業務を行うには非常に高度なノウハウが必要です。従って当社のようなネット専業証券が主幹事業務に経営資源を割くことは大変リスクが伴うと考えます。ただし、IPOの取扱高は増やさなければならないとの認識は当社ももっていますので、グループ連携の強化の一環としてこれを大幅に増やすことは今まさに計画中です。

質問4 今後もMUFGグループ力で、団塊の世代を積極的に取り込んで欲しい。また、1社ではどうにもならない問題かもしれないが、個人投資家としては減税をいかにできるかが大変気になる。それについては、何か考えがあるのか。
回答 
1番目のご要望である団塊の世代への取り組みについてはグループ連携を最大限に活用し行っていく予定です。幸いにも当社の属するMUFGは傘下に多数の金融会社をもっており、当社とそれらの金融会社との間で顧客一元管理化や他社の店舗活用など連携策は色々考えています。

最近では三菱UFJ信託銀行との連携で「カブコム マスターズ倶楽部」というのを立ち上げ、金利や手数料の優遇といった金融サービスから、相続や不動産に関する相談受付などを始めました。グループの規模が大きいことから、他社との連携には調整に時間がかかる面はありますが、今後も可能なものから色々手掛け、サービスを広げていきたいと思っています。

また、2番目のご要望の税金についてですが、株式の申告分離課税については現在特例措置として10%の軽減税率が適用されていますが、証券業界としても継続を望む立場ですので、業界からの要望として政府に働きかけていきたいと思います。また損益通算できる金融商品の幅が広がるような税制改正の可能性もあると思います。例えば株式の利益と先物商品の損失も損益通算することが可能になれば、税務面から投資全般の見直しを行うことも重要になってくるものと思われます。税務のプロフェッショナルを多く抱える信託銀行との連携はこのような分野でも重要であると認識しています。

質問5 他社から株券を移したら、預り残高に利益がでているように表示されている。実際はもっと損をしているのに、このままでは納税の際に不利益になるのではないか
回答 
他社から一般口座に入庫した株式の買付単価は株券の入庫日の価格を利用しているためそのような表示になります。HPの預り残高に表示されている価格はあくまでも参考値であり、納税の際は、実際に買付を行った会社で交付された取引報告書等から計算していただければ問題はありません。

質問6 HP・取引画面等みていても、機能が高度なこともあり大変難しく感じる。高年齢者向け・素人でも簡単にわかるような優しい画面構成を切望する。また、海外の新興市場の株等興味があるが、今後の新サービスの考え方について、方針を伺いたい。
回答 
HPの取引画面が複雑で、高年齢者の方には一部難しく感じられてしまうことは認識しております。使いこなせれば非常に便利な機能や、当社のリスク管理ツール等は是非お客様にも知っていただきたい機能ですので、商品に関する解説ページを充実させたHPの作成を進めているところです。

また、2番目のご質問である海外株式については現在当社では取り扱いはありませんが、投資信託において、新興市場の株式を運用先としているものなども含めて、豊富な商品ラインナップで取扱いを行っております。買付手数料のかからないノーロード投資の取扱いも業界屈指の本数を用意しており、お客様の様々なご要望にはある程度お応えできているのではないかと思っております。

◆株式投資セミナー(1)  「足下の投資環境と今後の戦略」
◆株式投資セミナー(2)  「フミ流! 株式投資」

カブ四季総会第1部に引き続き、下記講師をお迎えし株式投資セミナーを開催しました。

第2部では当社の会員向けコンテンツ<kabucom投資情報局>にて、毎日オリジナル投資情報を配信している山田からみた足下の相場見通しについて今年後半の日経平均の動向を中心に解説をいたしました。

第3部ではカリスマ女性トレーダーの若林 史江氏から、投資にあたり基本的な投資スタンスやチャートの見方、分析方法など分かりやすく解説いただきました。基本的ポイントを再確認しながらの分かりやすい講義に、ご来場された多くの皆様が熱心に聞き入っておられました。

 
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