株主の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。このたびの東日本大震災により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。役職員一同、被災地の一日も早い復旧・復興を祈念いたしております。
当期は、三市場の個人株式売買代金が前期比17%減少するなど引き続き厳しい市場環境であったことに加え、東日本大震災後の相場急変により発生した決済不足金の影響により31億円の貸倒引当金を計上いたしました。この結果、当社の決算は営業収益140億円(前期比-7%)、経常利益44億円(前期比-10%)、当期純利益5億円(前期比-81%)と減収減益となりました。このたびの低調な決算の責任を明確にするため、全執行役の当期業績連動報酬の支給を見送ることといたしました。
配当方針につきましては、配当性向30%以上かつDOE(株主資本配当率)4%以上と変更いたしました。これにより、当期の配当金につきましては、DOEが4.2%となる、1株あたり8円といたしました。また、当期は2010年4月からと2011年1月からの2回、計16億円の自己株式の取得、さらに2011年1月には1,000万株の自己株式の消却をおこないました。今後も収益増強、効率経営の追求を通じ、株主の皆様への還元を機動的におこなってまいる所存です。
配当方針につきましては、配当性向30%以上かつDOE(株主資本配当率)4%以上と変更いたしました。これにより、当期の配当金につきましては、DOEが4.2%となる、1株あたり8円といたしました。また、当期は2010年4月からと2011年1月からの2回、計16億円の自己株式の取得、さらに2011年1月には1,000万株の自己株式の消却をおこないました。今後も収益増強、効率経営の追求を通じ、株主の皆様への還元を機動的におこなってまいる所存です。
当社は、オンライン証券の最も重要な経営資源はシステムであると考え、創業以来システムの自社開発にこだわってまいりました。東京証券取引所の「arrowhead」、大阪証券取引所の「J-GATE」といった取引所の新システムに対応した当社システム基盤の刷新、全通貨に対応した24時間稼働のオンライン勘定系システムの構築、さらにはリアルタイムバックアップを可能とした災害・障害用サイトの構築などをおこなってまいりました。証券業を含む金融サービスの情報処理産業化が進展する中、当社のこのようなシステムの優位性がますます発揮されるものと考えております。今後も当社が創業以来培ってきた内製化システムの開発・運営ノウハウを強みとして、事業展開をおこなってまいります。

執行役写真
後列左より 阿部吉伸、臼田琢美、石川陽一、
前列左より 眞部則広、齋藤正勝、藤田通敏、雨宮猛
また当社は、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)のネット金融戦略の中核を担う一員として、三菱東京UFJ銀行(BTMU)との金融商品仲介業務や銀行代理業業務をはじめ、MUFGグループ各社の持つ世界有数の多様かつ高度な機能との連携をおこなっております。当期は特にBTMUとの協業に注力し、即時口座開設の対象拡大や、BTMUカブドットコム支店への優遇金利の適用などをおこない、当社のシステムインフラとBTMUの金融インフラの連携を強化いたしました。今後も当社はMUFGグループとの連携を推進し、当社のサービスおよびブランド力の更なる向上に努めてまいります。
わが国の金融サービスの情報処理産業化の流れはますます進展しております。個人投資家のリテラシーの向上もあり、株式はもちろんのこと、先物取引や外国為替証拠金取引などのフロー型商品においては、今やネット取引が主流となっております。今後は、これまでは対面取引が主流であった投資信託をはじめとした金融アセット商品についても、インターネットチャネルを通じた取引が活発化するものと考えております。現在ではオンライン証券全体が占める投資信託の販売額や預り資産の割合はごくわずかに過ぎませんが、インターネットの特性を活かしたマーケティング施策や個人投資家への啓蒙などにより、金融アセット商品の囲い込みにも注力してまいります。
当社は、企業価値最大化のためには自己資本に対する利益率の向上がその基盤になると考え、ROE(自己資本当期純利益率)を重視しております。平成23年3月期のROEは1.7%にとどまっておりますが、収益増強・経営効率ならびに資本効率の改善を通して目標とする20%台を目指してまいります。
また、当社は、経営効率の指標としてコストカバー率を注視してまいります。具体的には当社のコアビジネスに係わる委託手数料のみで販売費・一般管理費の何倍をカバーできるかの「委託手数料/販管費」ならびにオンライン専業証券の最大の経費項目であるシステム関連費から何倍の委託手数料を生むかの「委託手数料/システム関連費」を指標として毎月チェックしております。
※震災後に発生した決済不足金の影響を除いた場合、ROEは8.0%となります
また、当社は、経営効率の指標としてコストカバー率を注視してまいります。具体的には当社のコアビジネスに係わる委託手数料のみで販売費・一般管理費の何倍をカバーできるかの「委託手数料/販管費」ならびにオンライン専業証券の最大の経費項目であるシステム関連費から何倍の委託手数料を生むかの「委託手数料/システム関連費」を指標として毎月チェックしております。
日本の成長の先行き不透明感などから株式市況も低迷が長引いています。また、大手対面証券もオンラインチャネルへの注力を始めるなど、引き続き厳しい経営環境下にあります。しかしながらこのような環境の中でも、当社が創業以来培ってきた強固なシステム基盤や、MUFGグループの信用力や顧客基盤といった当社の事業基本戦略は強みであり、これらを武器に更なる発展を目指してまいります。
株主の皆様には、一層のご愛顧と変わらぬご支援を賜りたく、心よりお願い申し上げます。
株主の皆様には、一層のご愛顧と変わらぬご支援を賜りたく、心よりお願い申し上げます。
2011年6月
代表執行役社長 齋藤正勝
代表執行役社長 齋藤正勝

執行役写真
後列左より 阿部吉伸、臼田琢美、石川陽一、
前列左より 眞部則広、齋藤正勝、藤田通敏、雨宮猛



























